トトノイライフのヨウです。
今回は、発表が苦手な子にぜひ試してほしい「寝る前1分間スピーチ」というヨウ家オリジナルの育児方法についてご紹介します。
ヨウ家の子供達は、2人とも恥ずかしがり屋でなかなか相手に意見を伝えることができませんでした。
特に小学生になった息子は授業参観で1回も手を挙げるところを見たことがなく、先生を悩ませるくらい・・・
家庭で何かできることがないと考え、この方法を試したみたところとても効果がありました!
今では手を挙げて発表することはもちろん、多くの観覧者がいる公開授業でも堂々と前で説明しています。
ぜひこの記事を読んで、「寝る前1分間スピーチ」をご家庭でも取り入れてみてください。
- 発表が苦手な方(お子さん)
- 自分の意見を伝えることが苦手と感じている方(お子さん)
- 話を簡潔に話すことが苦手な方(お子さん)
話すことが苦手な未就学児は「寝る前1分間インタビュー」の記事をどうぞ!
寝る前1分間スピーチとは?
概要
「寝る前1分間スピーチ」とは、寝る前に、家族みんなでその日の学びや気づきを発表しあうものです。
やり方
各自学校や職場、家庭で起きたことを振り返る
- 気づいたこと
- 嬉しかったこと
- 悲しかったこと
- ダメだったこと
- 良かったこと
PREP法を活用して、1分で話せる文章を考える(約300字程度)
PREP法とは、分かりやすく簡潔に説明するために、下記の流れで構成する文章のこと
・Point :要点(結論・主張)
・Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する理由)
・Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・状況)
・Point :要点(結論・主張)
- 順番に家族の前で発表していく
- 聞き手はタイムキーパーを順番に行う
文章構成例
僕が実際にスピーチした事例だよ
文章構成はPREP法に倣って実施しますが、流れが「結論→具体的な経験の話→再度結論」となっていれば細かくは指摘しません。
楽しく自分の意見を発表できることが大事です。
効果
- 物事のシンプルに整理し、わかりやすく説明する力がつく(論理的思考力)
- 人前で話すことへの苦手意識がなくなる(発表する力)
- 日常から気づきを得ようと意識するようになる(気づく力)
- 相手の話を集中して聞く力(聞く力)
物事のシンプルに整理し、わかりやすく説明する力がつく(論理的思考力)
寝る前1分間スピーチでは、1日のたくさんの出来事から学びを発見し、その内容を相手にわかりやすく説明する必要があります。
そのため、本当に伝えたいポイントをピックアップしてまとめる力がついてきます。
人前で話すことへの苦手意識がなくなる(発表する力)
まず家族の前でしっかり意見が言えないと、他人の前では話せません。
家族の前で発表することに馴れると自信がつき、外の環境でもチャレンジできるようになります。
日常から気づきを得ようと意識するようになる(気づく力)
毎日をただ単にやり過ごすことがなくなり、小さなことでも発見しようという気持ちになるため、日常から気づきを得られる機会が多くなります。
相手の話を集中して聞く力(聞く力)
他の家族のスピーチはたった1分間で終わるので、最後まで飽きることなく集中して聞くことができます。
ポイント
- 大人も一緒にスピーチすること
- タイマーを使って時間を見せながらやること
- 聞き手は褒めて感想を言うこと
大人も一緒にスピーチすること
大人が一緒にやることで、発表のやり方の見本になります。
大人にとっても良い頭の運動になりますし、自分の気づきや経験を子供達に伝えられる良い機会となります。
タイマーを使って時間を見せながらやること
話し手はタイマーを見ながら発表することで、時間感覚が身につきます。
聞き手のタイムキーパー役はタイムばかり見て話を集中して聞かなくなるので、役割は順番に回しましょう。
聞き手は褒めて感想を言うこと
話し手の発表が終わったら、聞き手はみんなで褒めましょう。
そして全員でなくてよいので感想を言い合いましょう。
頑張ったスピーチを褒められるとやる気アップと自信につながります。
ヨウ家の事例
ムスコの場合(小学校低学年)
実施年齢 | 小学校2年生 |
---|---|
実施期間 | 約3ヶ月間 |
頻度 | 週に3〜4回 |
小学校2年生の終わりから3ヶ月程度実施しました。
3年生になったときに初めて授業参観で発表している息子を見て、涙が出るほど嬉しかったです。
発表ができるようになっただけではなく、今日あった出来事や本のあらすじなども要点をうまくまとめて話せるようになった効果もありました。
スピーチ内容
ムスコが実際にスピーチした内容の一部です。
子供の経験や学びを聞けて、親の私たちも毎回楽しかったです。
- (学び)諦めない心と仲間を信じることの大事さを学んだ
-
(具体例)運動スクールの競技大会でみんなで戦った。諦めなかったから決勝トーナメントまで行けた。
- (学び)家事の大変さをやってみて感じた
-
(具体例)パパの家事のお手伝いをした。靴洗いも洗濯たたみも大変だった。
- (学び)自分がされて嫌なことは人はしてはいけない
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(具体例)学童で友達の肘が当たって自分のお弁当が落ちた。ふざけてきちんと謝ってくれなかった。
- (学び)人は見かけによらないと思った
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(具体例)学童に行く途中、黒いサングラスをして、黒い服の怖めのおじさんが黒い車を運転してた。そのおじさんが細道で僕に道を譲ってくれた。優しかった。
- (学び)誰かが人に嫌なことをしたら、それを見ていた周りの人も嫌な気持ちになる
-
(具体例)友達がバス停でふざけて暴れていた。周りにいる大人も友達も迷惑そうな顔をしていた。
特に、黒づくめのおじさんのエピソードがほっこりして好きです❤️
みなさんもぜひスピーチ内容はメモして残してみてください。
おわりに
今回は発表が苦手な子にぜひ試してほしい「寝る前1分間スピーチ」をご紹介しました。
人前で話すことに自信が持てるようになるのはもちろん、家族であった1日の出来事を共有する場ができるという意味でもとても良い取組です。
寝る前にたった5分ほどで終わりますし、毎日ではなく週末のみとかでも良いのでチャレンジしてみてください。
もしスピーチ形式が難しければ、「寝る前1分間インタビュー」をお試しください。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ヨウ家の子供達は2人とも恥ずかしがり屋でなかなか相手に意見を伝えることができませんでした。小学生になった息子には「寝る前1分間スピーチ」の取組みを実施して、発表に自信が持てました。 […]